家づくり基礎知識
家づくりの「総予算」って?新築時にかかる費用の内訳を知ろう
2022/09/23 (Fri)
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家づくり基礎知識
2022/09/23 (Fri)
家づくりの情報収集をしているとよく見かける「建物本体価格〇〇〇〇万円」の表記。この金額ってどこまでの費用?と疑問に思う方も多いかもしれません。
[建物本体価格]とは建物部分だけの価格で、それ以外にもいろいろな費用が付随してきます。たとえば、銀行でローンを借りるための[手数料]や、新築した建物の[火災保険料]、名義や持ち分を登記するための[登記費用]などです。これらすべてを合わせたものが、家全体の総予算となります。
家づくり全体にどんな費用が必要か知っておくことで、想定外の予算オーバーを防ぐことができます。まずは全体像をつかんでおきましょう!
一番下の「土地費用」から順にみていきましょう。
土地から探して購入する場合は、土地購入にかかわる費用が必要です。
土地の販売チラシや広告ページなどに記載されている土地代金のほかに、
などがかかります。
仲介手数料は料率が定められていて、
(土地代金の3% + 60,000円)× 消費税
となっています。土地は非課税なので消費税がかかりませんが、仲介手数料にはかかるので注意が必要です!
登記費用は土地や建物などの不動産に名義・持ち分を設定する際にかかる費用で、司法書士に支払います。建物と土地は別々で登記を行うので、土地を購入する場合には土地の分の登記費用がかかります。
固定資産税の清算金も必要です。固定資産税は、その年の1月1日に土地を所有していた人に課せられるため、元々の所有者に1年分の請求がいくことになります。そこで、土地の引渡し日以降の分を日割り計算して、土地の元所有者に支払います。
建物そのものをつくるのにかかる費用です。家を形づくるための基本的なもの(基礎や柱、キッチンやお風呂などの住宅設備、フローリングや壁紙などの内装材、etc…)などにかかる費用と考えましょう。
本体価格の計算方法は会社や商品タイプによってさまざまですが、大きく分けると
があります。
アキュラホームの場合は後者のパターンで、家の中に使われているものの値段を細かくご提示していきます。使った分だけがプラスになって無駄な出費がないこと、使わない場合には減額もできることがメリットです。(当社の見積もり方式へのこだわりは、また別の機会に…)
家づくりの全体予算のうち、最も気を付けたいのが付帯工事にかかる費用です。
付帯工事費用とは、建築前に必要な申請の費用や、建築中に発生する費用、住めるようにするためのインフラ工事費用などを指します。
もし全く同じ間取りの家を建てる場合、本体費用は常に同じですが、付帯工事費用はどんな土地に建てるかで変わります。目安として全体の20%としていますが、建物の構造・工法や大きさによっては変動の幅もかなり大きくなります。
家を建てようとしている方にとって、一番金額のボリュームを掴みにくいのがこの付帯工事だと言えるでしょう。
付帯工事にかかる費用がどれくらいになるかは、建築会社であればおおよそのボリューム感を判断することができます。建てる土地の目星がついている場合は、まずはご相談ください!細かなお見積りはもちろん、「平均よりかかりそうかどうか」のざっくりした情報をその場でお伝えすることもできます。
必要な付帯工事費用をしっかり把握することが、無理のない資金計画への第一歩です。
建物の建築以外にかかる費用です。
住宅ローンを利用する際には、金融機関にローン利用手数料を支払います。手数料は金融機関によって異なります。また、金利プランによっては融資保証料が必要な場合もあります。(金利に上乗せして分割払いも可!)
水道加入金とは、新しく水道の利用を開始するときに水道局に支払う費用です。水道メーターをつけるための費用と考えると分かりやすいです。もともとは駐車場として使っていた土地に新しく家を建てる場合などは、水道メーターを新設することになるため、この水道加入金がかかります。金額は市町村によって異なります。
今回ご紹介したのは、家づくりの際にかかる費用です。これに加えてもうひとつ考えておきたいのが、建てた後にかかる住宅関係の費用です。
家は建築時に大きな費用がかかりますが、住んでからのコストもゼロではありません。建築費用だけではなく、住んだ後のランニングコストも含めて、トータルで納得できる費用で家づくりを進めていきましょう。
住んだ後にかかる費用については、また別記事でしっかりご紹介したいと思います!
家づくりの総予算のポイントは・・・
かかる費用をしっかり把握して、無理のない予算で家づくりを進めていきましょう!